多重債務に陥ったクズ男のブログ

このブログを反面教師にしてほしい...

続・転落人生...

親父から借金をしてやり直したつもりだったしパチ屋にも行きたいという願望も薄れてたけど、1回だけ久しぶりに行ってみたらビギナーズラックみたいな引きと、自分の中で歴史に残るような勝ち方をしてしまい、勝利の快感が一瞬で棲みつき依存の穴にハマってしまった...

 

たまたま勝っただけで続くはずもなく、負けていくだけなのにスマホで簡単にカードローンの契約をすることができる時代になっていた...
年収自体は一般的な額だったので審査に不安はなく当然のように通りお金を借りてしまう人生は再発してしまった...

住宅ローンもしているメインバンクから300万円までのカードローンに加えてネット銀行で200万、みんなもよく知っているアプリ系列から210万...

 

気が付いたら年収超えちゃってました💦

給料もらってはお金を回す自転車操業の運転再開...またやってしまった😩

 

コロナの影響を受けて年収が100万円減ったこともあったんですが定期的に与信判断がされていて、ある日突然、ネット銀行の200万円の限度額が100万円になりますという通知。自転車操業してましたが、借金残高が100万円を切るまでは返済以外は何もできない😱

そしてついに2022年8月にアプリ系列の借入限度額も210万円から70万円に...

「詰んだ😑」

 

としか思えない状況でした。トータルで最低でも月々87,000円を返済金に充てなくてはならない...
返済日に払えず金融事故を起こすわけにはいかなかったので、限度額が70万円になったことを知った数分後にアイロンがけをしていた妻の正面で正座して全てを話すことにしました...

潜在していた依存性が爆発する...

親父から支援を受けて借金をチャラにした後は肩に重くのしかかっていた荷物がなくなったかのように心身ともに軽やかな気持ちになりました。

 

支援の条件「パチンコには一切行かない」を守るために仕事が終わったらまっすぐ家に帰る...今までそんなことなかったのに(笑)

 

〜そんなこんなで1年9ヶ月経過〜

 

パチンコに行きたいという気持ちも薄れ、そもそも禁断症状のようなものがなかった。借金で痛い目に遭って、いい歳をしながら親に支援を受けるという超絶ダサいシナリオに突入しているのだからそんな気にもならなかったある日、後輩とスロットの話をしていると出目やら演出やら色んなことが懐かしく思えてきて、意外にも色々と覚えてることが多かった...「クズ男さん、まだまだ現役でいけるんじゃないですかね〜久しぶりにどうです?」と誘われた。

 

(今ここで行ったらこの1年9ヶ月が無駄になって負けにしか感じない)

 

と思い何かと断っていたのですが、ある日、仕事が終わって18時頃からから5千円だけ握りしめて久しぶりに打ってみようかと...座った台がミリオンゴッド〜神々の凱旋〜。メダルを入れる感覚、レバーを叩く感覚、ボタンを押す感覚全てが懐かしい。5千円だけしか財布に入ってなかったので懐かしさだけ味わって帰ろうと思っていたのに...

わかる人にしかわからないけど...
「ーーーーープチュンッーーーーー」

と、投資3千円で1/8192を引き、18時から閉店取り切れずの9700枚...換金額は15万円ぐらいだったかな...

 

これがパチンコ・スロットへの復活の道となってしまった...

 

できれば避けたかったけど・・・

どうしようもない状態に陥ってしまい、できれば避けたかった行動に移すしかありませんでした...

親に泣きつく...

日本人なら知らない人はいない大きい会社に勤め、嫁と子供もいて安心していたであろう親に、借金を作ってどうしようもない状態であることを相談するのは避けたかったし、親もガッカリしたでしょう😞この時は妻には理由を伏せて実家へ行き両親に相談。

 

親父は落ち着いて話を聞いてくれた。親父からは「まず◯◯ちゃん(妻)としっかり話をしろ。それで別れを選ぶ結果になってもそれはお前が悪い。甘んじて受け入れろ。金はなんとかしてやる。ただし、パチンコは一切行かないことが条件」とのことでした。

 

家に帰って妻に話をすると「なんでそんなになるまで借金をしたのか😑」と怒られましたが両親の支援に頼るということで離婚という事態は免れました。

 

数日後、両親が自宅に現金で600万円持ってきてくれました。親父への返済計画は月々3万円、ボーナス月は5万円で年間40万円を10年かけて返済。これでは400万円の返済にしかならないけど

「それ以上はいい」と言っていましたが甘えていいものかどうか...現在で返済は8年目に突入しています。

 

親父から借りたお金で各社にあった借金を全て返済することができました。

 

この時は本当に晴れた気分になりました...
でも約2年後に...

気軽に作れるカードローン

初めて持ったカードローンはL銀行の限度額100円のもの。

 

2005年に結婚し新しい生活を送る中にもギャンブルの存在はもちろんありました。

 

時代が進むにつれて「ネット完結」というものが一気に増え、スマホさえあれば必要な書類等は撮影して送信するだけでお金が借りれる時代になった。

限度額100万円では月々の返済は利息込みで1万円。返済後は少ない額でもまた使えるようになるので結局借入残高は99万9001円以上という状態。

時々連勝しても連敗の方が圧倒的に多い...。

 

「また金を工面しなければ...」

何でここで「もう辞めておこう」って思わないんでしょうね。勝った時の快感が味わいたい、金さえあればいくらでも巻き返しできる!っていう思いでした。

 

ネットでU銀行のカードローンを申し込み。限度額は300万円。この時点で多重債務突入。

「多めに申し込んだだけで全部使うつもりないから」って気持ちでしたが1年もしないうちに限度額いっぱいに。

次はR銀行のカードローン。限度額は200万円。

こちらも同様に1年経たずに満額の借入。

3社で計600万円の借入...。給料から小遣いと裏工作で抜いておくお金でL銀行の返済をしてそこからU銀行、そこからR銀行の返済という所謂「自転車操業」という状態に。

 

何とかできるはず!という思いで数年自転車操業し、延滞することはなかったんですが、ついに返済期日に支払いが困難な状況に陥りました。

返済に充てるつもりのお金をパチ屋のイベントで増やす自信満々で行って惨敗...どうしようもなくなりました。

 

最近でもよく見かける「借金を減らすことができます。まずはシミュレーションから」というネットの広告で必要事項を入力して送信すると、次の日に弁護士事務所だったか司法書士事務所から電話があったので「今の暮らしを維持したまま借金が減額できるなんてムシの良い話があるんですか?」と聞くと当然答えはNO。その電話ではそれ以上の相談をすることなく電話を切り呆然としていました...

「ど、どうしよ...」

どうにかしてお金を工面しないといけない...

少しずつ貯めていた提携預金も全て使い込んでしまいスロットを打つためのお金がどうにもならなくなってしまった。どうにかして金を用意しないとスロットが打てない...と取った行動は

 

「後輩から金を借りる」でした。

 

一緒にスロットに打ちに行くことの多かった後輩から借りて借りて総額20万円。

どうしても収支が上に向かない。負ける時は数万円。勝つ時は数千円😅こんなことが続いて毎月マイナス収支で推移していく...💦

後輩の金を踏み倒すわけにはいかないのでボーナスが出た時に全額返済。やはり知り合いに金を借りて万が一返せなくなった時のことを考えると、知り合いから金を借りるというのはリスクが大きすぎることに気づく...金の切れ目が縁の切れ目とか言いますもんね💦

 

ここからカードローンというものを知りました。当時は現在のようにwebだけで完結するような時代ではなく、申込書を書いて自宅にカードが届いてました。使ってみるとキャッシュカードのように自由に出し入れが可能で「お金を借りている」という意識がないぐらい、まさに自分の金だと勘違いしてしまうほどでした。
お金が工面できると当たり前のように時間さえあればパチ屋でGO!!限度額内では自由なので負けが込んでもATMへ行ってはお金を出す...もう自分の金であると勘違いしちゃってますからね💦

1日の最高負け額は...12万円だったと思います😞

 

この時はまだカードローン(限度額100万円)が1枚...この後2枚追加することになるのです😵

 

コツコツ貯めてた金が一気にゼロに...

ビギナーズラックでスロットデビュー戦を勝利で終えた当時の僕は「こんなに簡単に3万円稼げるの?楽勝じゃん✨」という気持ちでした。

1999年に高校を卒業して今の会社に就職。泊まり勤務がメインで非番の日は昼頃に終わるので仕事が終わってからゆっくりスロットが打てる。本職の後に副業的な収入源...というふうにすぐに思ってしまいました。

 

次の非番だったか休みだったかでまたパチ屋へ行き勝ったり負けたりを繰り返すけど、頭の中にあるのは最初に勝った時の快感だけ。「あの時はたった3,000円が30,000円になったんだからまたツキが回ってきたら多少負けてても取り返せる😜」こんなふうにしか思っていませんでした。やはり勝ちというのはずっと続かない...負けて負けて負けてちょっとだけ勝ってまた負ける。グラフで言えば余裕の右肩下がりでした😵

 

いよいよ手元にお金がなくなり、給料から天引きでコツコツ貯めていた提携預金に手を出すことに...手続きをしてくれる事務のおじさんは「これ大事な時まで手を出すな。止まらんようになるぞ」と言われたのを思い出します💦そしてその通りになりました...入社から3年ほどで貯めた60万円強がアッという間に残高ゼロ〜💀

 

ここで気付いていれば今の僕のようになってなかったけど21、22歳だった若造の青二才はまだまだいける!という気しかしてなかったです...

歴史に残るクズ野郎誕生

2002年頃だったか、ギャンブルとか全く興味のなかった僕に大きな影響を与えたのが会社の同期の携帯電話から聞こえてきたBGMでした。

知ってる人は知ってると思うんですけど、スロット獣王のサバンナチャンスの音楽。同期に何の曲か聞くとスロット機の演出中の音楽ということで、その同期が実際に獣王を打っているところを見学。誰かと一緒に行っても軍資金が全然ないのですぐ帰ることになると思い、一人で財布に3000円(当時は3000円でも勿体無いと思ってたし、ちょっと体験のつもりで...普通ならこんな軍資金でパチ屋に行かない)だけ入れてスロットデビュー。もちろん打つのは獣王。

 

ビギナーズラックって本当にあるんですね...
店を出た時に財布の中には福沢諭吉さんが3人おられました...(笑)

 

これが全ての間違いの始まりでした...